ギョッとした顔でアンはまた止めようとするが、無視して彼女の服を脱がした。

下着まで濡れていてそれも脱がそうとしたら、アンは「キャッ、ダメ!」と叫んで身を屈める。

「諦めが悪いな。そんなに恥ずかしいなら目を瞑っていればいいだろう?それか、さっきみたいに寝ていればいい」

「どっちにしろ……クリスに見られるじゃない」

そう反論してアンは俺から逃げようとする。

「こら、逃げるな。見ないと凍傷になってないか確認もできないだろ?」

「な、なってないよ」

「自分で見てもいないのに適当なこと言うな。ひどい凍傷だと皮膚が壊死して、手や足を切断することになるかもしれない」

真顔で言えば、アンは「う……そ」と呟いて青ざめる。

狼狽える彼女を捕まえて下着を脱がすと、彼女は「ああ~、見ないで!」と言って、ブルブル震えながら手で胸を隠した。