「モコ、危ない!」
声を限りに叫んで矢がモコの刺さる瞬間、咄嗟に目を閉じた。
だが、モコが痛がる様子はない。
恐る恐る目を開けてモコを確認するが、矢が刺さった様子はなかった。
多分、モコの毛が矢を跳ね返したのかも。
さすが聖獣。矢くらいでは倒せない。
ホッとしていたら、今度は大量の矢が飛んできた。
モコなら大丈夫。
このまま逃げ切れる。
そう信じていた。
だが、モコの毛に弾かれた矢が、私の右足に飛んできて突き刺さる。
それはほんの一瞬の出来事。
衝撃と痛みが私を襲い、「うっ!」と呻いて唇を噛み締めた。
ジンジン痺れるような痛みが矢が刺さった足から身体中に広がっていく。
それと共に霞んでいく視界。
意識がだんだん遠くなっていく。
声を限りに叫んで矢がモコの刺さる瞬間、咄嗟に目を閉じた。
だが、モコが痛がる様子はない。
恐る恐る目を開けてモコを確認するが、矢が刺さった様子はなかった。
多分、モコの毛が矢を跳ね返したのかも。
さすが聖獣。矢くらいでは倒せない。
ホッとしていたら、今度は大量の矢が飛んできた。
モコなら大丈夫。
このまま逃げ切れる。
そう信じていた。
だが、モコの毛に弾かれた矢が、私の右足に飛んできて突き刺さる。
それはほんの一瞬の出来事。
衝撃と痛みが私を襲い、「うっ!」と呻いて唇を噛み締めた。
ジンジン痺れるような痛みが矢が刺さった足から身体中に広がっていく。
それと共に霞んでいく視界。
意識がだんだん遠くなっていく。