モコがその絵に触れると、なぜか絵が立体になって実物と同じと思わせるような色を纏った。
「……これがラミレス王」
アンが目を見開いてその立体画を見る。
横にいた俺も驚きを隠せなかった。
何度かこの本を読んだことはあるが、こんな立体画は目にしたことがない。
恐らくモコが触れて何らかの力が働いたのだろう。
精悍なその顔立ち。力に満ち溢れ、荘厳で神聖な雰囲気を感じる。
まじまじとその立体画を見て、目の色は言うまでもなく、目元やスーッとした鼻筋がアンに似ていると思った。
次の頁をめくると、モコが聖獣になった姿の絵が描かれていて、モコが空を高く飛びながら光や火を放って敵を撃退したこともそこに記されていた。
「『聖獣』ってそういうことなんだ。お前、神の力で古の王を助けていたんだね」
「……これがラミレス王」
アンが目を見開いてその立体画を見る。
横にいた俺も驚きを隠せなかった。
何度かこの本を読んだことはあるが、こんな立体画は目にしたことがない。
恐らくモコが触れて何らかの力が働いたのだろう。
精悍なその顔立ち。力に満ち溢れ、荘厳で神聖な雰囲気を感じる。
まじまじとその立体画を見て、目の色は言うまでもなく、目元やスーッとした鼻筋がアンに似ていると思った。
次の頁をめくると、モコが聖獣になった姿の絵が描かれていて、モコが空を高く飛びながら光や火を放って敵を撃退したこともそこに記されていた。
「『聖獣』ってそういうことなんだ。お前、神の力で古の王を助けていたんだね」