だけど、
きっと彼は、知らないのだ。
私が、『前の私』ではないことを。
だから、私を避けているのだ。
私に幻滅したから...
私はたくさんもらったのに、
私からは、なにもあげれない。
「なんで、覚えてないかなぁ...?」
そのときだ。
窓から、光が溢れてくる。
もう、朝がきたのだ。
「いつのまに...?」