「瞳、愛してるよ」





『私も……愛してるよ、総司』





そして私達は熱く長いキスを交わした。





『私、決めた。絶対運命なんかに負けない。白の桜華になってみせる。くじけちゃう時もあるかもしれない。それでも…そばにいて…ほしいな』





総司は本当に嬉しそうな表情で応えてくれた。






「うん。勿論だよ」






まだ寒さの残る冬の終わり。
私は大好きな人と自分の運命に立ち向かうことを決めた。





私が桜華である事をみんなに告白した。
しかし私がこの時代の人間ではないことは言わなかった。それを口にしてしまうと、本当に現代へ帰ってしまいそうで怖い。





だから敢えて私はそれを言わない。私の故郷はこの時代であり、ここが家だ。





絶対白の桜華になってみせる!!