話しているうちに下を向いてしまっていた顔を上げて総司を見ると、総司も涙をこらえているようだけど、目はしっかり前を向いていた。
『総司…?』
「瞳に勇気を与えていたのが僕達なら、これからもずっと与え続ける。僕達は瞳から元気と勇気、愛情、喜び………たくさんのものをもらった。だから、今度は僕達が返す番だ。
絶対に瞳を助ける。だから、死ぬなんて考えないで?」
自分の決意を示しながら静かに涙を流した大好きな彼の胸に思い切り飛び込んだ。
『っ………そっうじっっ!!!』
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