「それで?」
「どうにかして!」
「…はい?」
その後、私は柚里夏ちゃん家にいつものように相談しに来ていた。
というよりは、いきなり訪ねて来たという方が近いが。
「はあー何かもう色々意味分かんない」
柚里夏ちゃんに矢吹くんに言われた事を話したら、柚里夏ちゃんは大きな溜息を付いた。
「だよねー」
「彼、心の中やばいよ、病んでるよ」
「うん、私も思う」
病んでるというよりは、心がないんだと思う。
「それで、ことははどうしたいの?」
「うーん、なんとかしたい」
「抽象的だね。どうなんとかしたい訳?」
どうしたいと言われても、単になんとかしたいだけで、どうこうは考えてない。
「え、えっと…」
゛興味がない゛
「あ……」
ふと頭の中に浮かんだ矢吹くんが言っていた言葉。
「興味を持ってほしい。
私は矢吹くんと仲良くなりたい…」
ぽつりと出てきた言葉に柚里夏ちゃんは「だったら、その気持ち伝えたらいいんじゃない」と言ってくれた。
「でも、大丈夫かな?」
「まあ、難易度は高そうだけどねー」
「柚里夏ちゃん〜っ」
水を差されまた不安な気持ちになる。
「大丈夫じゃない? こういう時のことはって粘り強いというかお節介だもん」
「それは褒めてるの?」
「うん」
褒めてるんだ、あれで…。
(でも、やってみよう)
悩んだって仕方ないし、やってダメだったらまた考えよう。
「柚里夏ちゃんありがとう、私頑張ってみるよ」
そう言って、立ち上がり部屋を出た。
私の返事に柚里夏ちゃんは「うん、じゃあね」と軽い相槌を打っていた。
*‧・❁˚.・*❁*‧・❁˚yurika.・*❁*‧・❁˚.・*❁
いつものようにことはは風のように去っていった。
相変わらず慌ただしい子だこと。
それにしても、ことはが男の子に興味持つなんて。
「不思議な事もあるもんだ」
しかも、あんな難易度高そうな子を。
少し心配だけど、大丈夫だろうか。
ことは、今まで男の子と付き合った事ないのに大丈夫だろうか。
それこそ心配だけど。
男の子の友達も1人しか居ないって言っていて、その子とは適度の話しだけで2人きりの話しもあまりした事ないって言ってたけど。
(あれ? これってやばい系?)
「本当に大丈夫?」
そう思うと、いきなりとても心配になってしまった。
それ以前にあの子のモチベーションも心配だ。
「だ、大丈夫かなぁ」
*‧・❁˚.・*❁*‧・❁˚.yurika・*❁*‧・❁˚.・*❁
「どうにかして!」
「…はい?」
その後、私は柚里夏ちゃん家にいつものように相談しに来ていた。
というよりは、いきなり訪ねて来たという方が近いが。
「はあー何かもう色々意味分かんない」
柚里夏ちゃんに矢吹くんに言われた事を話したら、柚里夏ちゃんは大きな溜息を付いた。
「だよねー」
「彼、心の中やばいよ、病んでるよ」
「うん、私も思う」
病んでるというよりは、心がないんだと思う。
「それで、ことははどうしたいの?」
「うーん、なんとかしたい」
「抽象的だね。どうなんとかしたい訳?」
どうしたいと言われても、単になんとかしたいだけで、どうこうは考えてない。
「え、えっと…」
゛興味がない゛
「あ……」
ふと頭の中に浮かんだ矢吹くんが言っていた言葉。
「興味を持ってほしい。
私は矢吹くんと仲良くなりたい…」
ぽつりと出てきた言葉に柚里夏ちゃんは「だったら、その気持ち伝えたらいいんじゃない」と言ってくれた。
「でも、大丈夫かな?」
「まあ、難易度は高そうだけどねー」
「柚里夏ちゃん〜っ」
水を差されまた不安な気持ちになる。
「大丈夫じゃない? こういう時のことはって粘り強いというかお節介だもん」
「それは褒めてるの?」
「うん」
褒めてるんだ、あれで…。
(でも、やってみよう)
悩んだって仕方ないし、やってダメだったらまた考えよう。
「柚里夏ちゃんありがとう、私頑張ってみるよ」
そう言って、立ち上がり部屋を出た。
私の返事に柚里夏ちゃんは「うん、じゃあね」と軽い相槌を打っていた。
*‧・❁˚.・*❁*‧・❁˚yurika.・*❁*‧・❁˚.・*❁
いつものようにことはは風のように去っていった。
相変わらず慌ただしい子だこと。
それにしても、ことはが男の子に興味持つなんて。
「不思議な事もあるもんだ」
しかも、あんな難易度高そうな子を。
少し心配だけど、大丈夫だろうか。
ことは、今まで男の子と付き合った事ないのに大丈夫だろうか。
それこそ心配だけど。
男の子の友達も1人しか居ないって言っていて、その子とは適度の話しだけで2人きりの話しもあまりした事ないって言ってたけど。
(あれ? これってやばい系?)
「本当に大丈夫?」
そう思うと、いきなりとても心配になってしまった。
それ以前にあの子のモチベーションも心配だ。
「だ、大丈夫かなぁ」
*‧・❁˚.・*❁*‧・❁˚.yurika・*❁*‧・❁˚.・*❁