゚・*:.。❁゚・*:.。❁゚khulna・*:.。❁゚・*:.。❁


「あ、おはよう。ことは」


朝、ことはが自分の部屋から降りてきたので、いつものように笑顔で挨拶をした。


「おはよう、くるなちゃん」


「………」


また、不機嫌そうな表情だった。


昔のことはは、私がどんなに不機嫌でもことははいつも元気に話しかけて来てくれていた。


でも、いまのことはは不機嫌な時や調子の悪い時が多く、覇気がない時があるのも事実だ。


それでも、人前では絶対に弱音を吐こうとしないで、無理ばかりして自分を追い詰めてばかりして私はすごく心配なる。


でも、私が学校で声を掛けるといつもあからさまに嫌な顔をされる。


理由は私も分かってるけど、私もどうにかしたいと思うけど、中々うまくいかないのも事実だ。


ことはを助けたいのに、あの子はちっとも私を頼ろうとしてくれない。


一度頼ってきてきてくれた事があったけど、あれが原因でことはは更に殻に閉じこもってしまった。


あの子のトラウマを助けられないのは、ことは自身にもあるかもしれないけど、でも一番の原因は私なのだろう。



私はあの子を助けてあげれない。


なぜなら、ことはは私を求めていないから。


いつからだろう、ことはと私に溝ができてしまったのは。


そうさせたのは、私なのだろう。


私が幼い頃からあの子を傷つけてしまったからだ。