「はあ」


自分の部屋に戻りベッドにボスっと横たわり大きくため息を吐いた。


私の生活は小3のあの時の出来事が原因ですべてが変わってしまった。


価値観も見え方も性格も考え方もすべてが変わったようだった。


普段は確かに明るく元気に振りまっているが、時々辛い気持ちになるのも多くない。


更に正直に言うと、あまり干渉されたくないのが事実だ。


1人の方が何も言われないし、嫌な事も聞いたりしないから、できれば1人してほしかったりする。


ネガティブとか暗いとか言われたりするかもしれないけど、自分ではどうする事もできない恐怖や怖さが心の中で渦巻いているから仕方ない。


私には明るくする感情がどうしても辛くて難しい。


昔の私だったら、何にも気にせず朝から元気で明るい気持ちに持っていけていたかもしれない。


さらに言えば、悩み事など一切なく「今日はどんな楽しい事をしようかな」って考えていたくらいに、子供らしく楽観的な感情をもっていたと思う。


でも、今の私には楽観的という「ら」という字さえも見当たらないぐらいに、いつも心の中は暗く辛い感情が渦巻いているんだ。



私だって分かってる。


自分でもどうにかしなきゃって思っているけど、それができない。


出来ていたらこんなに苦労しないし、トラウマもすぐに克服できている。


それができないからどんなに頑張ろうと思っても、何度思っても思っても何にも変わらないまま、あの時からずっと月日が変わっても私の時間は変わらず、ずっと止まったままなんだ。