空「はい。私が鳴海蒼空です。」

看「鳴海さん、では、こちらに」

空「はい。っあ、付き添いも良いですよね?」

看「はい。どうぞ」

桜「ありがとうございます」

先「蒼空、心して聞けよ?」

空「歩先生…それじゃあ悪い病気だって…言ってるものだよ…」

歩先生もとい、山口歩さんは、私たちの家の近くに住むお兄ちゃん、普段は歩兄とかと、呼んでるだよ!
今は仕事中だから先生って呼んでるけどね。

桜「歩先生、お姉ちゃんは大丈夫だよね?」

歩「……」

空「…悪いの?」

歩「…ああ」

空「…ナッ 何て言う…病気?」

歩「…脳腫瘍…だ」

桜「ッ,う 、そだ」

歩「嘘じゃない!」

空「治るよね?」

歩「…ああ、すぐに治療を開始したら、絶対に治す!」

空「先生、お願いします!!」

桜「お願いします!!」

歩「ああ、わかった」