ありがとう ~また逢える日を~


ー蒼空sideー
空.桜「そろそろ出てきたら?」

…そういって出てきたのは、美少年や美丈夫さん達であった…。

,,,でも、その中には、知る顔もあった…。


,,,,,,なんで?…何で?……

空.桜「…新にぃ?……(ボソ」

新にぃに、よく似た人に気をとられていたら、、、

?「ねぇ、君たちさ…何時からきずいてたの?僕達の事…?」

明るい茶髪で、少し短めの髪をポニーテールにしてるひとが、そう聞いてきた。

空「???何時からって、最初から~!」

?「最初からー?!嘘だろ…凄いなー!おまえら!!」

んで、今度は焦げ茶色の太ももくらいまである、長い髪をポニーテールにしてるひとが、そういった

空「物凄く、あからさまな尾行で、良くそう言うことを言えますね。逆に凄いです」

?「えっ?…そうかな…?へへっ、ありがとな!」

空.桜???「褒めてない(褒められてないです)(褒めてねー)よ!!!!」


?「…そんなに声ソロエナクッタッテいーじゃねーか!!(。>д<)」










空「んで、あんたら誰?」

?「…名前を聞くのなら、名乗ってk…空「…そう言った礼儀が必要なことは、わかってるよ!,,,でも意味もわからずに知らない男達に長時間、後をつけられたこっちの身にもなって!!!」…」


?「…それもそうだよな…悪かった!,,,俺達は壬生浪士組の者だ…んで、俺は原田左之助だ。」

?「ちょっ?左之さんっっ!なんで?!」

左「落ち着けよ、平助!あいつの言うこともあってるだろ?知らない男にこんだけ長い時間後つけられて、何も思わないやつもいないだろ?良いじゃねーか!名前くらい。…それにこいつら、長州の奴等にどうしても見えないんだ」

原田さんの言いたいことが伝わったのか、皆がそれぞれに,,,

?「確かに左之の言う通りだな。俺は永倉新八っつうんだ!よろしくな!!(ニカ」

...新にいじゃないのか...まぁそうだよね?

?「俺は藤堂平助だ!…ごめんな、怖かった…よな…?本当に、ゴメン!」

?「僕は、沖田総司だよ。よろしくね?(黒笑」

…沖田さん、怖いです!!

?「俺は、斎藤一だ。よろしく頼む」

「壬生…浪士組…(ボソ」

…壬生浪士組…それは、幕末に名を馳せた新選組の前の名前…

空「…私は、鳴海蒼空です。よろしくお願いします」

桜「私は、蒼空の妹の、鳴海蒼桜です!よろしくお願いします」

沖「…じゃあ、一通りの自己紹介も終ったところで、屯所まで来て下さい。…君たちが、誰で何者なのか教えて下さい」

…あったはずの距離が、いつの間にかなくなってる…

空「…どうする?蒼桜」

桜「いいんじゃない?もう暗くなってきたし,,,宿確保の為にも…平「宿確保の為にもって!おまえら家無いのか?」…ないのです!」

(こんなこといっていいのかな?by蒼空)

新「なら、俺たちに会って良かったんじゃねーの?宿無かったら、野宿だったじゃねーか!」

空「(やっぱりこういう反応が返ってきますよね…)あははー、ソウデスネ????」

沖「…なら、行こうか」

この言葉をきっかけに、私達は歩き出した……のは、イイノデスガ,,,

空.桜「…何故、手を繋いでいるのでしょうか…?」

……そうなのです。何故か手を繋いでるのです。……因みに私は斎藤さんが、蒼桜は沖田さんが、という具合に…

沖「まぁまぁ、いいじゃないですか!」

平「そう言えば、昼間のあの叫び声は、何だったの?」

藤堂さんが、思い出したかのようにこんなことを聞いてきた。

空「ァッ!,,,あはは…聞いてくるんですね、それ。
……あれは、通りすがりの人たちが皆してじろじろ視ていくから……服,,,もとい着物の事もあったので、わかると言えば分かるんですけど、、、」

桜「あまりにも、、、という感じで我慢ができなかったんだよね。蒼空は…」

空「そう言うことです」


話終えたら、そっか……という感じで、何故か苦笑いをされた…ふと、周りを見たらみんなにされていた。…何故??




…っとまぁ、そんなこんなな話をしている間に、屯所に着いたとさ。

ー蒼空sideendー
ー蒼桜sideー

蒼空や皆と話をしている間に屯所に着いた。

空「…此処が…壬生浪士組の屯所…(ホゾ」

ふと、蒼空が私にしか聞こえない、声でホゾっとつぶやいた…そして、前から誰かが出てきた

?「……おまえら!!いったい何時までほっつき歩いてるつもりだ!,,,って、こいつら誰だ?」

桜「(……何この人?なんで、母親みたいな事言ってるの?,,,突っ込みたいね?非常に,,,貴方は、この人達の母親ですかって!)」

「「「「…ブッ…アハハハハーー」」」」

桜「(何行きなり笑ってるの?この人達は,,,?)」

空「…イヤ,蒼桜,,,思いっきり声に出てるからね!?」

沖「アハハ!……君面白いね,,,アハハ~!」

ギョッとして、恐る恐る、前をみると、般若がおりました……ヒェー…あまりにも恐すぎて誰かの着物の袖口を、掴んだ,,,てっきり私は、蒼空かな?っと思ったんだけど,,,すいません沖田さんのでした。

沖「…ほらほら、土方さんの顔が恐すぎて怯えてるじゃないですか…やめましょうね?(黒笑」

……背中がゾワっとしましたよ…沖田さん…ふとみてみると土方さんも何かを感じたのか、似た顔をしていた…

土「,,,だー、わーったよ!!!,,,で?おまえら何者だ?その着物は、何だ?」

藤「…の前に、中入ろうぜ?もう、辺り暗いし何よりさみーよ!」

その言葉を聞き、何気なく空を見た私は、思わず息を飲んだ……そして……

桜「,,,お姉ちゃん、視て?空、凄くキレイ……」

思わず涙ぐみながら、蒼空に空を視るように促した…蒼空も、息を飲み,,,

空「…ッ,キレイだね、空,,,」

っと……つぶやいていた,,,壬生浪士組の皆が、そんな私達をみて、若干2名の方が、赤面している事も知らずに,,,

ー蒼桜sideendー








……っと、どのくらい私達は、空を見上げていたのかはわからないけど、しばらくして誰かの声がしました。

?「…みんな、こんなところでいったい何をしているのだ?寒いし、夕飯の時間だから中に入ろう?」

ふと、みると、優しそうなおじ,,,もといお兄さんが、3人いらっしゃいました。

藤永原「…すっかり忘れてたぜ,,,」

沖「そうですね近藤さん!中に入りましょう?…でもこの子達の夕飯はどうしましょうか?」

近「?…どうしたんだね?この子達は?」

斎「…珍妙な着物でしたので後をつけ、話を聞いたところ宿がないと言ったので、連れてきました」

藤「…なぁなぁ、近藤さん達それよりも総司と一君の手、見てよ!……スッゲー珍しいだろ?」

ふと、きになり私達も手をみてみると,,,蒼桜は沖田さんと、私は、斎藤さんといまだに手を繋いでおりました……

沖「…アー///これははぐれないために繋いだんですよ。ね、一君。」

桜「(なぜ沖田さんは、紅くなっているのですかね..?」

斎「ッ,そうです///」

空「(他の皆さんはたぶん気づいてませんね……斎藤さんの顔が若干紅くなっている事に,,,何故か、可愛いいと、思ってしまいます!)」

?「話を戻しますね。この子達の夕飯何ですが,,,」

?「そうだね、、、君達簡単なものでよければすぐに作るけど、どうする?」

空.桜「ッ,イエイエお構い無く……突然来てそれは、申し訳ないです……」

申しわけなさすぎて、声が小さかった

近「良いじゃないか!一緒に夕飯を食べて、その後に君達の話を聞こう!」

こう言ってくださるのに...それを無下にはできませんね。

空.桜「それでは、お願いします」




ーin広間ー

空「…なんか、結構広い屋敷ですけど...人は少ないのですね?」

?「アー,そのーなんだ、今日はたまたまだ????!」

桜「,,,もしかしてですけど、現時点でとても怪しい私達の処遇を決めるまで、他の人と会わせないようにしてたり,,,してますか?」

蒼桜の言葉を聞きみなさんは、ギクってゆう感じに肩が微かに揺れていた、、、しばらくしてふすまが開き私達はそちらを観ました。

?「…ッ,何この子ら...可愛い!」

空「(誰でしょうかこの方は?)ッ,桜「,,,あの~?」


…何故かわからないけど、いきなり抱きつかれました

?「こら、梅離してやれ困っているじゃないか!」

?「だって!芹沢さんこの子ら、メッサ可愛え~!」

...どうしたら良いのでしょうか?困りました...

?「…私は、梅言うんよ。名前教えて?」

とてもキレイな方です……

私達はお互いに顔を見て微笑みあい、口を開けた…

空「鳴海蒼空です!ヨロシクです!!」

桜「蒼空の妹の、蒼桜デス!よろしくお願いします!」


?「ワシは、壬生浪士組筆頭局長の芹沢鴨だ!宜しくな」

芹沢さん,,,っと言う方が名乗りだし、他の人達も教えて下さいました。

?「俺は局長の近藤勇だ。宜しくな」

?「副長の土方歳三だ。詳しい話は後で聞く」

?「……全く土方君は…僕は土方君と同じ副長の、山南敬介です。よろしくお願いいたしますね?」

?「前二人と同じ副長の新見錦だ。面白い着物を着てるな~?!」

?「六番組組長の井上源三郎だよ。まぁ、気軽に源さんとでも呼んでくれ。よろしくね」

沖「…なら、改めて僕は、一番組組長の沖田総司だよ。よろしくね?」

永「俺は二番組組長の永倉新八だ!よろしく!!」

藤「俺は八番組組長の藤堂平助だ!よろしくな!!」

原「俺は十番組組長の原田左之助だ。宜しくな」

斎「三番組組長の斎藤一だ。よろしく頼む。」

近「皆揃ったし食べようか?」

井「そうだね近藤さん、はいこれ…蒼空君と蒼桜君の夕飯だよ。お食べ」

空.桜「はいっ!有難うございます!…源さん…」

最初は、元気良くお礼をいったけど,,,後の方は何か、照れ臭くなって声が小さくなっちゃった...

源「ニコ)ああ!」

近「,,,それでは、いただきます!」

全「いただきます!」



ー夕飯後ー

夕食はとても賑やかでした。片付けを手伝いたいと申し出たのですが……断られていました。やんわりと……


私達の事を話し合う、と言うことになったとたんに、部屋の真ん中に連れていかれて囲うように皆さん座られました……((信用されていないことが確定しましたね))



空「何から聞かれますか?」

桜「,,,言っておきますが異人じゃありませんからね!それと、、服については作ったか?っと言う質問は、なしでお願いしますね?」

土「……何故だ?」

桜「ここまでのものが作れるのなら、大量に作って売るわよ!そんな事になれば、噂になっているでしょ?」


みなさん、あー!という感じで頷かれました


沖「…確かにね?なら、君達はいったい何者?」

土「…答えによっちゃあ、分かってるよな?」

土方さんは、私(蒼空)の頸に刀を添えた,,,

梅「ッ,チョ土方はん、なにしy...空「これは本物の刀なの?」…」

......そう言いながら手の甲を刃の方に滑らせた…

空「…キレ...た?,,,本当に、本物なんだね?蒼桜」

桜「,,,そうだね、現実....なんだ,,,ね」

((......信じたくないよ、夢であってほしかった......))



……その瞬間二人の目には涙が溜まっていた……

ー沖田sideー

桜「,,,そうだね、現実....なんだ,,,ね」

蒼桜ちゃんが言葉を発した瞬間、二人の目には涙が溜まっていた,,,

沖(二人...蒼桜ちゃんの涙を見た瞬間何だか、胸がわしずかみされたかのような感じがした……なんだろうこの感じは……)

...ふと、周りを見たら皆、戸惑いを表していた。

沖(僕には、何ができるだろうか?)


ー沖田sideendー










ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ー斎藤sideー

鳴海,,,蒼空が、刃に己の手を擦らせた後、俺は同様を隠せずにいた,,,が、直ぐにもとに戻り視線をやり、
目に涙が溜まっていたのが見え、胸が苦しくなった…


斎(俺は何が、出来るだろうか……?)



ー斎藤sideendー


……少しの時間がたち

梅「蒼空手当て、するよ?」

空「ッ,ァッ…はい...すいません...」

ー梅さんが、いつもってきたのか……救急箱を持って手当てをしてくれたー


梅「もうこんなこと、しないでね?…吃驚したんだから」

空「すいません。本物の刀なのか,,,刀自体、初めて見たので...」

芹「ん?初めてとは?そこら辺見れば普通に帯刀しておるではないか」

桜「ッ,ソッそれは~……蒼空、私らもまだ混乱してるのに,,,話してもいいのかな……?」


空「…わからない…わからないよ、でも、理解してるのは、私らがトリップしてしまったこと。文久3年といことそれから,,,ここが壬生浪士組の屯所っていうこと。でも!信じ…たくない。」


皆さん「??????」


藤「...あのさ、何か良くわかんないんだけどさ、俺らにとっては現実な訳なんだし、信じたくないって言われてもよ...な?」

永「そーだな!とりあえずお前らの信じられるとかは、置いといて,,,取り敢えず話しちゃくれねーか?」


空.桜「………分かりました。お話しします」

正直,,,恐い、、、でも話さないと何時までも進まない
だから話す...時間がかかりつつ私達はここに来るまでの事を話した。具合が悪く病院に行ったこと、病院から出てしばらくして親子に会った事を事故に遭った事をそして,,,気がついたときにはこの時代に居たことを…



空「…信じられるとかは、皆さん次第です。私らも信じれていないのに…信じて欲しいなんて,,,ワガママなこと..でも!事実なんです!!……矛盾していますね、」


ーでも、私の病気については言えなかった……











...どのくらいたったのかな...結構たった時


土「…未来から来た証拠は?あるのか?」


空「ッ,証拠ですか?」

桜「ん~、ね、ペンダント何てどうかな?」

そういい蒼桜が、身に付けていたペンダントを外した

梅「なんや?そのペン……何とかっちゅうんわ?」

桜「ペンダントです。あなた方で言う首飾りですよ」

梅「...キレイな装飾やなぁ~……」

空「…これじゃ、証拠にはなりませんか?」


きになり、そう聞いて見たところ山南さんが言った


山「...蒼空さん、蒼桜さん大丈夫です。私達は先程のあなた方の話を聞いて,,,その時のあなた方の目を見て嘘をついていないことは、確信しています。」

桜「…それでは、何故?」

沖「それは~鬼の副長!ですからね~!」

近「二人ともどうだね?ここに住む気はないか?」

空.桜「ッッ、め、滅相もございません。ソ、そんな悪いです!悪いです!出て行きます!」

沖「行き先は、決めてあるのですか?」

二人してグーのねも出ずに…でも首を横に振っていたら、皆が、皆して噴き出したのでした…そして最期に

土「来たばかりの右も左もわかってねー奴を追い出す分けにも行かねーよ」

,,,という感じで、なにも言えなくなってしまい、お世話になりますの意味を込めて、土下座をしたけど,,,直ぐに止めさせられました……

近「オ,女子が、ド,土下座など...」

……近藤さん,,,ドモリスギです,,,

空.桜「ップ…ガマンデキマセン…アハハハハーー」

…近藤さんのオロオロ具合に我慢ができずに噴き出したのでした…

私達の様子を見て皆さんも、噴き出したり、苦笑いしたりと、いろいろでした。




空.桜「改めてこれから、よろしくお願いいたします!!」