「ゆ、あ、あの……ユ、イくん!」


「はい」


あーーだめだめだめ、緊張して舌が回らない!


声は上擦っちゃうし、恥ずかしい!


ユイくんユイくん、ユイくん!心の中では10回言うゲームだって100回言えちゃうのに!


「ユイくん、あの……っ」


「うん?」


ええいもうどうにでもなれ!


「す、好きです!私と、付き合ってください!」


沈黙、やだ!


周りのヒソヒソ声が聞こえる、やだやだ!


早く、振るなら振って……!


「うん。ありがとう、よろしくね」


こちらこそありがとう、ユイくん、もう何も悔いはな……


「え、」


「えええええ~~~~!!!!?????」