「わ、私なんか見ても楽しくないよ!」


恥ずかしすぎる!


好きな人の視界に不可抗力で入ってしまっているとかそんな次元じゃなく、


不可抗力で、凝視されてしまっていた。


「楽しいよ、黒板見てノートに写して、髪の毛がふわふわ揺れるのとか見てるの。今日はいつもの低いツインテールじゃないんだ?」


ユイくんがいつになく饒舌……!


どうしたの!酔ってるの!?


そんなわけないよね!


「き、今日は寝坊して……」


ってそうじゃなくて!