「そっか。
だってよ、認めてあげてもいいんじゃない?」
「誰に向かって……」
言っているんだ?と言おうとした時、Ghostの背後からGhostと同じ格好をしたやつが4人出てきた
「Ghostってグループだったの〜……?」
「どうなっとるんや……?」
そのうちの1人が一歩前に出てきた
「ならば伝えよう。
俺たちがしてきた数年の物語を。」
そしてGhostはフードに手をかけ、脱ぎ捨てた
「……うそ……」
俺たちは目を見開いた
「お前ら、そんなに驚いた顔すんじゃねぇよ。」
「そうだそうだ!」
なんで……
「……麓絽、さん。」
「神矢組の若頭やないかい……。」
「僕が悠に監禁されてた時にいた……クロちゃんの見張りだった人……?」
そこには、見知った顔がいた
「まぁ驚くのも無理ないんじゃないかな。」
「それもそうだな。
それじゃ改めて……俺がREDMOONの副やってたことは知ってるよな?」
「それはもちろん知ってるけど〜……」
「で、こいつらが俺の代の幹部。」
麓絽さんの代は、いつも麓絽さんしか顔を出さない
これが伝説と言われた代……
なら、長は……
その中で1人、俺をじっと見る人がいた
雰囲気がここにいる誰とも違って、それでいて誰かに似ている気がした
「初めまして。
私は幹部やってた河合 蓮司(カワイ レンジ)です。
今は刑事やってます。」
「僕が桐谷 奏。
今は情報屋やってるよ。」
「まぁ俺たちは言わなくても分かるからいいだろ。」
「めんどくせぇのは抜きだ!」
「はいはい、分かったよ。
で、最後が……」
「俺が長の夏木真白。
ここからは俺が説明させてもらう。」
さっきから俺を見つめる白さんは視線を外し、話を始めた