僕の仕事は主に雑用だった。
外の掃除、中の掃除、トイレの掃除、…掃除と名のつくものは大概やった。
ランチの時間になり、お客が入ってきても、僕は外にある木造の大きなステージに、ペンキでせっせと色を塗っていた。
これは、ジャロも手伝ってくれた。
一週間後のパーティーにはたくさんの人が来るので、レストラン内ではなく、レストランの外で、立食パーティーをやるらしい。
そして、このステージの上で、ネイ・メーヘンと言う名の歌手が歌を歌うのだ。
夜になると、ウェイターの仕事をさせてもらった。
お客の注文をとったり、料理をテーブルへと運んだりした。
厨房に置いてある料理が、ものすごくおいそうだったので、つまみ食いをしたら、ムンゴに頭を殴られた。