「なんつー難しい顔してんの?ぶっさいく」

「うるさいよ?」

「こわー」


だけど、どうしてだろう。
神威は、私のもろ好み…当たり前か。
私のパソコンであり、それはそれは愛着があるのだから。


「神威ー?」

「んー?」

「肩揉んで」

「しゃーないなー。高いぞ?」

「はいはい。じゃ、宜しく」


さっと髪を纏めて、肩を差し出すと、神威はひゅーっと口笛を吹く。


「なに?」

「セクシーだと思って」

「ほんとばかね」

「ばかばか言うなよ、那奈のいけず」

「ん、力もうちょいキツめに」

「マジで話聞いてねーのな」