「今晩もお疲れさん」

「ん」


ある程度の仕事を終えて、コキコキと肩を鳴らしていると、後ろから抱きしめられるようにして包まれた。


「てか、連れて帰ってくれんだろ?」

「当たり前でしょ?あんたは私のもんなんだから」


そして、ビジネスバッグを取り出して、【神威】と名付けたノートパソコンの電源をオフにしてから、そのまま中に仕舞った。



何時だって、私の救世主みたいな神威の存在は、私にかけがえのない幸せを運んでくれる。


…こんな恋人という形もあり、かな?