申し訳ないような気がするんだけど。まあ、自業自得なので地位剥奪してもらいますがね。

「これで一つ、証拠が出来たことを忘れないでね。それでは、さようなら片山さん、神木さん」

スタスタと去っていく愛梨。片山を完璧見放したね。

「か、神木さん・・・」

最後の足掻きとでも言うように、潤んだ瞳を何故か私に向ける片山。

「ごめんなさい・・・私は無力だから、白柳様に従うしかないの」

演技こんなに上手くなったのはこいつらのお陰だよねー。前まで下手だったのに。そこは感謝しようじゃない。