「なにそれひどっ!」

肯定せざるを得ないか・・・・・・。

「ま、いいや。気をつけてね!」

「ええ!」

えりかは悪魔の翼を、背から生やす。おおっ、リアル〜。

「すごく、立派な翼だわ。流石魔族ね」

愛梨の言葉を聞いたえりかは、ちょっと誇らしげだった。

「それでは、失礼しますわ」

1回、翼を広げ羽ばたいた。すると、風が巻き起こりえりかが浮き上がる。

「ばいばーい」

大きく手を振る私に、にっこり笑って振り返してくれるえりか。自然と、笑がこぼれる。

「これで、一件落着ね」

「そうだな」

「佐藤家、どうなるんだろ」

「さあ・・・・・・」