そして来たのは、中庭。あの時、愛梨とえりかと私の3人で来た場所だ。あ、二人きりじゃないよ?ちゃあんと、四人もいるからねっ。

「それで、話とは?」

「そうね・・・・・・なにから話した方がいいかしら?」

「ま、まずは食い違いってとこからじゃね?」

そうそう。魔族と悪魔との食い違い。これ、すっごく重要なんだから!

「く、食い違いっ?!」

「そう。あのね、悪魔達が一週間前にミューナに襲撃してきたんだ。その時の、ある2体の悪魔からの言葉」

花恋がささっと付け加える。

「えりか。悪魔は、魔族のしようとしている事-貴族No.1になって悪魔の安全を守るようなマネはしてほしくないんだって」