「そんなんじゃないよ〜」

「ふふっ。でも、遊びはここまでと致しましょう。Black Hole」

そこまで距離ないんだよ、私たちとの。だから打つ手なし・・・・・・かな。

私の身体は、ブラックホールに飲み込まれた。

「終わりましたわ!これで、誠凛学園が秀でていて、佐藤家がNo.1になれますわーっ!」

心から喜んでいるえりかを、私は上から見ていた。

「あのさー、喜んでいるところ悪いんだけど」

えりかに声をかけたのは、桜だ。

「なんですの?」

「お前さ、有言実行って言葉、知ってるか?」

「それ位知ってますわ。発言したことを本当にやって見せるものですわ」

「あー、そうだよ」