「あら?友香、白柳さんにはタメ口っぽいですわね」

ん?タメ口?喋ったっけ?えーと、たしか・・・・・・

「まだ?だって、ダブルスで本気出したら、後から美味しい場面が無くなっちゃうじゃない。貴族同士の対決って、なかなか見れないでしょ?」

これが愛梨のセリフだ。うん、で、私のセリフは?

「そっかぁ」

ん?んん!?た、タメ口っぽい!や、ヤバいぞこれは!

「あら、本当ね。クラスメイト気分で言ったんじゃないかしら」

愛梨が私に代わって弁解をしている。冷静に見えるけど、多少は焦っているみたいだ。