さっすが愛梨!後々のことをよく考えてるね〜。ぜっっったい、足立さんも私と同じ目にあってただろうし。

「ふふ。私たちも手を打たなくてはなりませんわね、優香」

「へっ?う、うん。そーだよねっ」

まー、ぼっちは嫌だしね。でも、手を打つってどうするんだろ?

「私の友達に任せますわ。特に貴族というわけではありませんの。優香も馴染みやすいと思いますわ」

「あ、ありがと・・・・・・」

えりかの友達って、貴族じゃないんだ。初めて知ったなぁ。

私達は木製のベンチに腰掛けた。

「後で連絡をしておきますわね。さて、白柳さん。先ほどの戦い、本気を出されておりませんでしたわよね。その理由を教えてくださいませんか?」

「あら、てっきり分かったものだと思っていたのに・・・・・・」