「あ、あの・・・・・・」

えりか、ドンマイ。でもどーしよ。このままだと私ぼっちになるし。

「あら、佐藤さん。久しぶりにお話しない?さっきの戦い、面白かったわ」

パンダ達の背後から、愛梨が現れた。なるほど、私の現状を見て、か。

「し、白柳さん・・・・・・そうですわね。皆さん、私はこれで失礼しますわ」

愛梨がこっそり私に手招きをした。私も着いてきて、ということか。

「優香、行きましょう」

愛梨の手招きを見てか、えりかが私の手を引いた。大人しくついて行くしかないな。

「2人とも、災難だったわね。暫く中庭に行かない?」

「そうですわね。ここにいても状況は同じですわ。ね、優香、中庭でよろしいですか?」

「も、もちろん」