この前、窓から、
湊が、乗りこんできた時…
★☆★☆★☆
「うっさっぎー!!
俺、頼みがあるんだけど!」
「はぁ?バカなこと言ってんじゃないわよ。私はね、忙しいの!」
「って、お前は、母ちゃんかよ!
頼みっていうのはな…。告白の練習!!」
「また、悪いことしたのかぃ…。何したんだい…ばぁちゃん、そういうの丁寧に説明してくれないと、わかんないわぁ…。」
「今度は、ばぁちゃんかよ!
俺、好きな子がいんだよ!」
「え。?」
私は言葉を失った。
「冗談やめてよー!もう、湊ったらー!」
はぁ…。
湊が、ため息をついた。
「ちげーよ。事実。だから、告白の練習がしたいの!」
「…。」
(急にどうしたんだろう…湊…)
「そんな練習がしたいなら、別の子にしなよ!私を、なんだと思ってるの!」
私は、なぜか、心の中がチクチクして痛かった。