「お土産くれるかい?」



城津は目を輝かせながら言う。



「もちろん皆の分は用意する予定ですよ!」



ウインクをして見せる桐神。


それを聞いていた御影は、



「……それだ」



低い声で言い、澪和の方を見た。

急に見られた澪和は理解も出来ず、首を傾げる。



「旅行だ。旅行に行こう、海空」


「え、ええ!!!???」



急な提案に澪和はただただ驚く。



「やっ、やめろ御影!!てめぇと海空が泊まったら…」



西条は頭を抱え、その場に崩れ落ちる。



「御影の性格上、そのようなムードにはならない気がするけどね」



地面に蹲る西条を見て、城津は言う。