「優璃ーーー!帰るぞー。」
入学式の後、俺は優璃の教室に顔をのぞかせた。
優璃は方向音痴でしばらくの間は俺が送り迎えをしないといけないのだ。
なんて言って、少しでも優璃と一緒にいる時間を作るためにとか思ってる自分がキモい…
「はーい!壽人ちょっとまって」
優璃は早速新しい友達が出来たようだ。
それも、あいつのすごいとこだ、コミニュケーション能力があり、誰とでもすぐ仲良くなれる。
「お待たせー!行こっ♪」
「おう」
なんだか今日の優璃はちょっと違う。
当たり前か。
入学式新しい友達が出来るし、新しい学校生活だし。