一年生はそんな感じで幕を閉じた、と、ともに私と君の関わりがなくなった。

二年生、春。私と君はまた、同じクラスになった。

でも、話すことは無かった。いつの間にか、二人とも話すのが気まずくなっていた。

でも、ある日、クラスの子を交えて遊ぶことになった。

「久しぶりに話すね」

と君が気まずそうに言う。

「久しぶりだね」

と笑ってみせると君も安心したのか笑顔になった。その頃もちょうど秋だった。

それからは「仲の良い友達」として良好な関係を保っていたが、私は君に「好き」と伝えられないままだった。

その頃だろうか、君に他校に両思いの子がいることを知ったのは。

君は、「片思いだよ」と笑って見せたけど、私は知ってるの、君が不安で不安で今すぐにでもその子に会いたくて仕方ないのを