「甘いものが好きなんて女の子みたいじゃない。私、そんな子供っぽい人とは付き合いたくないの」


なに、それ……。


まるで俺の全部を否定されたようなその物言いに唖然としていると、彼女は立ち上がり、


「そーゆーことだから、ごめんね?」


悪びれもしない笑顔でそう言って俺の前から去っていったのだった────。