「そろそろかな…、?」
暖かな春の陽気を浴びながら空港の入口にいれば、泣きそうな顔で立つ金髪の小さな男の子の姿が目に入った。
「Hello. Perhaps you get lost?
(もしかして迷子かな?)」
「Yes…」
「I see. Mom and Dad look like you?
(そっか。ママとパパは君に似てる?)」
「Well. Mama is the same blond as I am, but it says that her face is similar to her.
(えっと…ママは僕と同じ金髪だけど、顔はパパの方が似てるって言われるよ)」
「roger that. Wait a moment.
(了解。ちょっと待ってね)」
男の子にひと言残してから、私は行き交う人混みの中から男の子の家族を探す。
しばらくすると、金髪の女性と背の高い男性が
慌てた様子で向かってくるのが目に入った。
「Oh,your parents I found out.
(あ、ご両親見つかったよ)」
「Really?(ほんとっ?)」
「Yup. Hey, over there. Call me up.
(うん。ほら、あそこ。呼んであげて)」
私が促すと、
男の子は元気な声で両親を呼んだ────。
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先輩、あなたがいなくなってから1年が経ちました
今の私を見たら、先輩はビックリするかな?
勉強し続けた英語は、学内でも褒められるほどに上手くなりましたよ。
先輩と出会ったあの日よりもずっと、
成長したんですよ。
だから早く、私に会いに来てください。
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