週末。 美姫は美優の顔を見るなり、 「あのね美優、貴慶さんとはうまくいってる?」 と核心に切り込んだ。 美優は最初こそ、 「まぁまぁかなー」 とあれこれはぐらかしていたが、 「もしかして、まだ?」 と美姫がズケッとした言い方で図星を射抜くと、 「うん」 と、美優は素直にうなずいた。 「美優ってさー、恋愛だけは臆病というか苦手だよね」 美姫は言う。 「うーん…そうかなぁ」 「やっぱり、あのときのことがあるからかなぁ」 と美姫は、なんとなく見当がついていたらしい。