「あっ…」
指から絆創膏がスルッと滑り落ちた
「あ…あぁぁぁ!!!!」
ば…絆創膏が…
剥がれちゃった!!
手を洗う時は特に気を付けてたのに…剥がれちゃった…
「ウソでしょ…」
せっかく…あと1日だったのに…
私はショックで立ち尽くしてしまった。
「朱香?」
すると、戻ってくるのが余りにも遅い私を心配して綾香が来てくれた。
「朱香?どうかしたの?」
「絆創膏…」
「え?」
「絆創膏…剥がれちゃった…」
あ…何か涙出てきた…
「えっ…。取れちゃったの?」
「手…洗おうとしたら…水で…剥がれちゃったよぉ…」