私は薬指をじっと見つめる。


中学に入学して、同じクラスになった佐藤くん…


かれこれ1年半の片想い。



そろそろ実ってもいいよね?



薬指をキュッと握った。



「佐藤くんと両想いになれますように…」



そう呟いて、私はベッドに潜り込んだ。



これで両想いになれたら良いなぁ…



私は静かに瞼を閉じて、眠りに落ちた。



このおまじないが効くといいな



最初は信じてなかったけど…今なら素直に信じられる。



佐藤くんへの想いが募るたびに、おまじないが叶う気がするんだ。



好き、大好き…




佐藤くんが大好き…