「私…今から佐藤くんに告白してくる!全て気持ち伝えてくる!」


「うん。佐藤くんなら、さっき1人で屋上行ったみたいだよ?」


「綾香…」



ありがとう




私は屋上へ向かって走った。



薬指に付いた、自信と共に―…




私は屋上のドアを思いっきり開けた。






目の前には、音楽プレーヤーで音楽を聴く、愛しい人の姿





「佐藤くん!!」






私は大声で叫ぶ





「え…どうしたの?」



急に来た私を驚きの目で見る佐藤くん。



私は、さらに一歩踏み出した。




「私…佐藤くんに話があるのっ…」





大丈夫





大丈夫…





私には、おまじないっていう自信を付けたんだから…