というか……やばいぞ…………


「うん？朔介どうした？急に考え込んで」

「御崎くんどうかした？」


俺は､心配そうな声を出した女子の顔をまじまじと見る｡

聞いても大丈夫だろうか…




「………あのさ



あんた達の名前なんだっけ………」


「えぇっ…！」


そう｡

俺は､名前クラスメイトの女子の名前すら覚えられていなかったのだった｡

男子はまぁ､徹也が友好的に話しかけるから俺も何人かとは話したりするんだけど｡

女子はというと､初日の自己紹介はぼーっと聞き流してた上に､普段男子と話してることが多いから接する機会が少なくて｡

本当､申し訳ない｡