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「佐伯さん…」



カッコ悪いけど、言い訳させてくれ。





「好きです、付き合ってください!」



俺は決して。


「ごめん、無理…」



見ようと思って見たわけじゃないんだ……!



ただ、徹也が用事で先生と話してたから一人で帰ろうと思ってたら、校舎裏から声が聞こえたんだよ!!

元々徹也を待ってるつもりだったから、もう人通りはほとんど無く静かで余計に聞こえたんだ!




てかさぁ…


なんだよ、「ごめん、無理…」って。

たった5文字で振ったよあの人。