吉岡くんが私の手を引っ張ってる間、私達は一言も言葉を交わさなかった。


ただ話さなかっただけなのか、





それとも








____緊張、なのか____










そんなの、自分でも分からない。






2人は教室の前まできた。吉岡くんは自然と掴んでいた手を放した。


「....ごめん、痛かったか?」



「ううん、大丈夫。...ありがとう」





「素直にお礼とか、お前らしくねぇ。気持ちわるっ!」






......。



ほんとにこいつとは話したくないなあ、はあ。





















________ガラガラガラ_______________