「斎藤さん、有難うございました。
 後世では滅びの美学って言われるんですよ。

 だけど……今、ここで生きる人たちにとっては、
 受け継がれてきた仲間たちの誇りの戦い。

 そう言うことなんですね。

 だったら私も、今、自分に出来る精一杯で生き抜きたいって
 そんな風に思いました」



滅びと誇り。

2つを彩る、戦いは遠い東の国で燻り始めていた。