「え?」
私が、ありのままに生きてる?
…むしろそんなの、正反対の言葉じゃないのかな。
「俺がさ、今まで共演してきた女はみんな着飾ってて、可愛い子ぶってるし、香水きついし…
なんか、苦手だったんだ。
けど桜は本当に自分を飾ってなくて、一緒にいてすげー楽しい。
今日、桜とまた仕事出来るって思ったら、昨日あんま寝れなかった。」
嬉しそうに照れ笑いする拓夢に、不覚にも胸の奥がが疼いた。
「な…、なに言って…」
…もうなんなのこの人。
顔が熱くなるのが自分でもわかる。
ストレートすぎない!?
こりゃ、モテて当然だ…。