ズキ
罪悪感に胸が痛んだ。
どんなにいい人でも、年の事だけは言えない…
「だよな…俺も思ってた。
もうちょっと幼く見える」
拓夢は、こちらを見た。
普段と全く変わらない様子だ。
「確かに。うらやましい!
拓夢より年下だなんて、思えないわ。桜って、いつからモデルしてるの?」
「え、?あー…」
ど、どうしよう…
「打ち合わせ始めますよ!」
その時、私達3人の中にヒロトが声をかけてきた。
…っ、良かった。
バレそうで焦った…
「大丈夫か?」
こっそり私に尋ねるヒロト。
もしかして、わざと会話を遮ってくれたのかな?
ありがとう、ヒロト。
私は小さく頷いた。