見た目はおとなしそうなのに、実際はサバサバしていてお姉さんみたいな人で、とても話しやすい。 「ごめんなさい、拓夢はもう少ししたら来るの。 来たら早速打ち合わせを始めましょう」 「…はい」 まだ、来てないんだ… 少し安心する自分がいた。 「あ、そういえば…桜のマネージャーさんの具合は治ったの?」 沙織さんは突然思い出したように、周りを見渡しながら言った。