桜香sido





「なぁはるか」
とりくが呼ぶ

「んー?なにー」
初めて名前で呼ばれた。なんか新鮮だ。みんなささがわとか苗字で呼ぶから…w

「お前なんで先輩のこと好きになったの?」

「えー?それ聞くー?w」
突然すぎじゃね…()

「聞くw気になった」

「んーっとね、LINEで言うわ夜」
忘れそー。。

「りょーかい、忘れんなよ〜?」

「忘れないように頑張る…w」
なんか流石だなりくwうちのこと分かりきってやがるwww


そして夜になった

『はるかー、で、先輩の話なんだけどー』
「先輩ー?なんのことー?」
『うーわ、結局忘れてんのかよww』
「え?あぁ!好きになった理由?」
『そー。』
「んーっとね、この前体育祭あったじゃん?その時に頭痛くて日陰で休んでたら先輩が大丈夫ー?って声かけてくれて大丈夫でーすって言ってそこは終わったんだけど、その後にるなに呼ばれて日向行って応援してたらまた更に頭痛くなってきててもー無理ぃ。。ってなってたら先輩に呼ばれてペン渡されて応援のTシャツに一言書いてよ!って言われて書いてペン返そうとしたらいやなまえは?wって言われたから"桜香"って書いてやった」
そう。"桜香"って、みんな"おうか"って読むでしょ?だからはるかって読めるか心配だったんだけど…
『……長いwwwつーか、そんな事あったんだなー、頭痛かったなら救護行けしw』
何となく。優しいんだよね。りくって。
「いやぁ、ごめんじゃん?wめんどくさかったんだもん!!」
『めんどくせーですますなばかーw』
「バカって言う方がバカなんだよ(◦`・н・´◦)ムッ」そう言うとりくはこう言ってきた
『あんまり無理すんなよ?心配するからさ』
本当に…。りくのこーゆーところだめだと思うよ。そんな気ないくせに相手に好意持たせちゃうとこ。友達として心配だぞはるかちゃんは。。。。


ま、それは置いといて
LINEに戻ろう。

「ところで、りくは好きな子とかいないの?」
と聞くと
『うん?いないよwww』
え、待ってなんで草生やしてるの( ˙-˙ )
「え、ちょ、すごいいそうな感じしてたのに居なかったのー?」
ちょっと意外だなぁ。
『うんいないよ俺サッカーで忙しいし』
そうだよね、りくはサッカー少年だもんね
「そっかそっかー。サッカーばっかやってるといつまで経っても卒業出来ないぞー」
と冗談でいうと
『ばっ…うるせぇわ!お前に関係ないだろー!!!』
と冷たい言葉を投げかけられる
「なっ…(◦`・н・´◦)ムッ今の結構傷付いたぞ( ー̀ н ー́ )」
と、わざと言うと
『あ…ごめん。、言い過ぎた』
あ、無理、許す、可愛い、ふへ
「いいよ、許す(´˘`*)」
なーんか。りくには甘い気がするなぁ。
『ん、ありがと。あ、そうだ、今度どっか行こーぜ』
とりくが言う
「えー?いいけど、部活大変じゃないのー?」
と素直に思ったことを言うと
『大丈夫だよ。そこまで忙しくもないしな』
とりくが言う。りくとのお出かけ…ちょっと楽しみかも!(*´ー`)
「じゃーいいよーん。どこ行くー?」
とうちが言うと
『…水族館行きたい』
おっw水族館かぁ。うちが行きたい初デートの場所だ。
「おー、いいね!水族館最近行ってないし楽しみだー!」
と。こうしてりくと出かけることになったのだが…

数日後

「りくー、いつ水族館いk…んんんんん!?」
りくに口を抑えられた
『ちょ、今みんないるでしょーが。やめなさいよ』
と、ちょっと焦ったように言われた。なぁに?そんな焦って。ちょっと意地悪したくなるじゃん…ニヤッ

「りーくっ!水族館いつ行こっか!」
スーパースマイルでりくに聞く
『ばっ…!お前…!』
と真っ赤になって怒り出すりくの周りにはクスクス笑いながらうちらを見つめるクラスメイトの姿があった
「ねねりく。なんでみんな笑ってんの?」
と耳打ちすると
『はぁ…?……っ…/////み、み、みんな!?勘違いすんなよ!これは、その、違うから!な!』
ありゃー、なんて必死なwww耳まで赤くしちゃってwかーわい。
「りくー、どしたのー?」
とわざとらしく上目遣いをすると
『その目やめて無理だから。辛い辛いはぁー。、』
と急に独り言を言い始めた
ひゃー、思春期真っ只中の男子ってよくわかんないねーw
「ね、とりあえずいつ行くか決めよ?」
『あ、うん、あっち行くぞ。』
!?
「り、りく…?手……///」
手繋いでるぅぅぅぅぅ!なんかキュンキュンしてるかも…!
『え?あ……っ…!ご、ごめん……』
そう言うとりくはすぐに手を離した。
なんか寂しいと思うのは何でなんだろう。
あぁ、寂しい…か。あはは。懐かしいなぁ。寂しいっていう感情、いつから無かったっけあー…、あの時か。
うちは小学6年生の時にこっちに転校してきた。なので1年生から5年生の間の5年間は今いる友達は知らないのだ。まぁ、知られたくもないけどね。それはまた今度話すよ。長くなりそーだし。
ま、それは置いといて!



りくーーーー、歩くの早いよーーー、
「りくー、待ってよー」
『お前が来るの遅いのー』
そんな遅くないと思うんだけどなぁ。
『ねぇ、なんで俺の誘い断らなかったの?』
んー、なんでだろ。
「え、なんでだろ、素直に行きたいって思ったから?」
と言うとりくは嬉しそうに微笑む
あぁ、その笑顔、好きだ。可愛い。
「ねぇりく、ずっと笑っててよ、りくの笑顔好き。」
とうちが言うとりくの顔はみるみるうちに赤く染まり
『はっ、急に何言ってんだよ…!///』
と可愛く照れてるのを隠しながらそう言ってきた
はぁ、可愛いわ。本当に。これでうちより身長低いとか、何なんだろう。
『今、身長の事考えただろ(。¬д¬。)』
とりくに言われるビクッとした。りくの前で身長の話をするとガチギレされるのだ。自分がいちばん気にしてるからね、りく、身長のこと、