単なる綺麗事。
心からそう言えたら本当のいい人なんだろうけど。

心からそう思えるわけじゃないけど、嫌な気持ち、どす黒い感情の中の小さな灯火なんだ。

私が瑠斗の隣に居たい…とか、もっと生きたいとか、今瑠斗に抱きつきたいとか、もっと酷いことも…


私じゃなくて違う人が病気になれば良かったのに。

なんて悪魔でも言わないような事ばかりの感情の中で唯一綺麗な感情だ。


いつだって、生きることに誰より執着してるのに死ぬことに夢中になってるふりしてる。

でも、そんな私に瑠斗は夢を青春をくれた。