浮気彼氏と強がり彼女

~廊下~
「竜也ー今日カラオケ行こ~?」

「いいぜ!俺超楽しみにしとくは!w」


莉奈「ちょっと、陽菜!あれほおっておいていいの?」

陽菜「嫌だけど…しょうがないよ」


今、カラオケに行く約束をしてるカップルは実はカップ
ルじゃなくて、竜也は私の彼氏です。


まぁ、見ての通り浮気されてます…


でも、「浮気やめて❗」なんて言ってもし、

「何彼女ずらしてんの?」とか言われたら耐えられないから言えない…


陽菜「莉奈ちゃん、私って竜也の彼女だよね??」

莉奈「陽菜…当たり前じゃん! 陽菜は竜也の彼女だよ!」

陽菜「うん…莉奈ちゃんありがとね」

莉奈「そんなのいいから、早く教室行こ~」

陽菜「うん❗」


私、莉奈ちゃんに心配かけてばっかだなぁ

~教室~

ガラガラー


「あ、小波さんに立川さんおはようございます。」

陽莉「おはよう~」


今、挨拶してきたのはクラス委員で真面目な男の子

陽菜「今日、昼から雨みたいだから 体育中であるのかなぁ~?」


莉奈「うーん、たぶんそうでしょ!」


席に着いて窓の外を見ながら話していると


和樹「おはよ!莉奈と陽菜ちゃん」


ここで、莉奈ちゃんの彼氏登場ですw


二人とも、美男美女でお似合いで羨ましいなぁ~



莉奈「陽菜あんたの方が、私より可愛いでしょ!」

陽菜「え、ないないじゃなくて、何で考えてること分かったの?」

莉奈「だって、陽菜めっちゃくちゃ分かりやすいよw」

陽菜「そ、そんな事ないでしょ!」


和樹「陽菜ちゃんは、俺から見ても分かりやすいよ」


陽菜「うぅ~そうなんだ…」


莉奈「はいはい、陽菜唸ってないで早く 準備しなきゃもうすぐ、先生来るよ」


ガラガラー

先「席付けー出席取るぞー」


あ、いい忘れてたけど私は窓側の席で横は
莉奈ちゃんで、莉奈ちゃんの前は和樹くんなんだ~


竜也は隣のクラスなんだ…
でも莉奈ちゃんと和樹くんいるから全然寂しくないよ~



~授業~

う~ん、眠たい

最近竜也の浮気のこと考えてて、あんまり寝れてな
かったからかなぁ、


まぁ、一時間位寝ていっか
「な! 陽菜!」


陽菜「う~ん、莉奈ちゃんどうしたの?」

莉奈「はぁー陽菜寝すぎ、もうお昼休みだよ?」


陽菜「…え、そんなに寝てたんだw」

莉奈「陽菜最近、寝れてないの?」陽菜「うん」

和樹「もしかして、寝れてないのって竜也のせいじゃないの? 」

莉奈「え、そうなの陽菜…てか和樹いきなり話に入って来ないでよー」

和樹「悪い悪いw」

莉奈「で、本当なの陽菜?」

陽菜「うん…浮気のこと気になっちゃって…」

莉奈「そっか…陽菜そんなに辛いなら、別れた方がいい
んじゃない?」


陽菜「うん…でもまだ好きなの、それとね今日一緒に帰ろって誘うつもりなんだ!女の子と約束してたけど、誘ってみる!」


莉奈「そっか、陽菜頑張れ私はいつでも、陽菜の見方だからね!」

和樹「俺もだよ、陽菜ちゃん」


莉奈「てか、和樹居たんだw忘れてた」

和樹「莉奈それは、ひどいぞ!?」


陽菜「ふふふ、二人ともありがとー」

和莉「どういたしまして!」莉奈「陽菜は、今みたい

に、笑顔でいなくちゃ!」


陽菜「うん!」



















~放課後~

陽菜「莉奈ちゃん!私竜也んとこ行って来るね!」

莉奈「うん!陽菜頑張れ‼何かあったら話してね♪」


陽菜「うん、ありがとーじゃまた明日ね♪」
莉奈「バイバーイ」


陽菜「あ、莉奈ちゃん!「うん?」今日は和樹くんと寄
り道でもして帰ったら~ww」


莉奈「ひ、陽菜ーー!別によ、
寄り道なんてしないし!」


莉奈ちゃん顔真っ赤もう、可愛いすぎるよ。


和樹「えー、莉奈寄り道しないの??」


あ、和樹くん席近いから聞こえてたんだw


陽菜「じゃーねー、二人とも仲良くね!バイバーイ」


莉和「バイバーイ」

うぅ~とうとう竜也のクラス来ちゃったよ~

また教室で、沢山の女の子たちと話してるよ…




ダメダメそんなの、気にしないって決めたんだもん!

だって私は、竜也の彼女のはずだから!


朝、女の子と約束してたけどきっと彼女の私を


優先してくるはず…

陽菜「でも、どうやって声かけよう?うぅ~ん」


「誰かに用事?って小波陽菜ちゃんじゃん!」

陽菜「え、何で名前知って…?」

「だって陽菜ちゃん学年一可愛いって有名だよ?
あ、それと竜也の彼女ちゃんでしょう?」


「あ、ちなみに俺は竜也の友達の赤嶺叶多
宜しく!」
陽菜「赤嶺くん宜しく!
でも、私可愛いくないよ…」


叶多「いや、めっちゃくちゃ可愛いよ♪」
「 そんな事より、竜也に用事でしょ?」


陽菜「う、うん」


叶多「おぉーい!竜也可愛い彼女ちゃん
来てるぞー!」

わぁぁ、赤嶺くんが大声で呼ぶからめっちゃ注目
されてるよ~(泣)


竜也の方を見ると、凄く驚いた顔をしてたけど
すぐに冷たい目を向けてきた


竜也「何?」

何で他の子には、優しく笑いかけるのに
私にはいつも冷たいだろ…

叶多「竜也何でそんな機嫌悪いんだ??」


竜也「別に」

叶多「ふぅ~ん、
まいっかじゃあ俺帰るなじゃーな!」

あ、赤嶺くん行っちゃった何か騒がし人だったなw


竜也「で、何?」

陽菜「あ、あのね…」

竜也「なぁ、早くしてくんね
俺今から約束あんだけど…」

陽菜「ゴメン!あのね、
今日一緒に帰らない?」

「ダメだよ~私が竜也と遊ぶ約束してるも~ん」
朝竜也と約束してた子がいきなりやってきた

竜也「こいつの言うとおり、
俺こいつと約束してるからお前と帰るとか無理」


「もう、竜也一応彼女なんだから
もう少し優しくしなきゃだよ~w」


竜也「は、俺こいつと付き合ってねぇーし」



え、ヤバい泣きそう…

やっぱり、私だけが好きなだけなの…

てか、私彼女じゃなかったんだ…

竜也が告白してきたのに…(泣)



陽菜「ご、ごめんなさい!私帰ります」


~家~

うぅ~(泣)どうしよう逃げちゃったよー

それに、涙止まんないよ(泣)



プルプル、プルプル
あ、莉奈ちゃんから電話だ 出なきゃだよね


莉奈「もしもし、陽菜どうだった?」


陽菜「…うぅ~(泣)莉奈ちゃんどうしよー
竜也に彼女じゃないって言われた…」