[人生はゲームだ!]なんて言うやつがいるけど。

オレはそうは思わない。

だって死んだら’’リセット’’出来ないんだぜ。

人生一度きり。なら、

楽しまなきゃ損でしょ。

週一「なぁ、いっちゃん。人生楽しまなきゃ損だよな?」

純一朗「週ちゃん。それ言えてる。(笑)」

真「みんな、カラオケ行かない?」

週一「おお、まこっちゃん!部活どうした?」

真「二人と一緒でさぼりです。」

週一「おおぉ!! よくやった!!」

純一朗「いやいや、みんな同じハンドボール部じゃん。」

週一「まぁ、そうなんだけどね。(笑)」

このソフトボール部の部員はオレたちしかいない。

こうやって部室で喋るのを切り上げてカラオケへ行くことになった。

ガラガラ

萌恵「純くん。一緒に帰ろう?」

純一朗「萌恵。(笑) わりぃー。今日はみんなでカラオケ行くんだ。萌恵もどう?」

萌恵「お邪魔じゃない?」

週一「全然! もう、一生イチャイチャしててください。」

萌恵「くすっ。やっぱり皆さん面白いですね。」

1年下の萌恵ちゃんと純一朗は付き合っている。

言うまでもないか。

週一「それじゃー、カラオケ行きますか。」

ーカラオケー

週一「誰か一緒に、’’アニ’’歌おうぜ?」

真「ええぇ。それ知らないもん。」

週一「いっちゃんは?」

純一朗「初めは、萌恵と歌いたいからパス。」

週一「じゃー、1人で歌いますよ。(イラ) ’’ねぇ、アニ~’’」

真「なに歌おうかなぁ?」

純一朗「 二人でさ、恋愛系歌おうぜ?」

萌恵「いいよ!じゃ~’’月曜日のこんばんは’’は?」

純一朗「いいね。」

こんな、毎日が。

退屈で楽しくてかったるい毎日が続きますように。

ーカラオケ帰りー

純一朗「じゃ、オレたち帰れわ。」

週一「おう! 気をつけて帰れよ。」

萌恵「皆さん。おやすみなさい。」

真「おやすみ。」

週一「いい夢見ろよ。」

真「じゃー、オレも帰るかな。」

週一「おう! 了解!(笑) じゃーな。」

真「バイバイ。」

一人で帰る道のり歩きなれた家までの距離。

やっぱ、退屈だなぁ。

家の近くまで来たとき幼なじみに声かけられた。

桜「おっすー!(笑)」

週一「おっす! 」

桜「こんな遅くまで何してたのさ?」

週一「えーとカ、カラオケ?」

桜「聞かないでよ。(笑)」

週一「そっちこそどうしたんだよ?」

桜「友だちと盛り上がっちゃってさ。」

週一「ふぅーん。女子友と遊んでないでいい加減彼氏つくったら?」

桜「いいじゃん。私のかってでしょ。そっちこそ彼女つくったら?(笑)」

週一「オレは彼女づくり休暇中なの。」

桜「なにそれ?(笑)」

週一「じゃー、今日はおひらきってことで。」

桜「うん。また明日ね。」

週一「おう! また明日。」

家に帰って風呂に入ってから就寝。