「そうですね。息抜きも必要でしょうし。幸子お嬢様とは全く関係のない場所ですから前回のように幸子お嬢様を狙うものに襲われる可能性も低いでしょうから」

「え!?それじゃあ!」

「でも、もちろん護衛として鹿島をつけさせてもらうよ」

「はい…!」


鹿島さんっていうのは正直最近気まずいし嫌だけど。
出かけられるなら文句なんて言えない。


嬉しい!
言ってみるもんだ。



私はすぐに菜穂に連絡して予定を組んだ。
楽しみで仕方ない。



「ありがとう!久住さん!」

「どういたしまして」



久住さんは優しく笑った。
久住さんが天使に見える。
ほんと、優しい。





精一杯楽しんでこよう。