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バスを降りたら、目の前には大自然が広がっていた。


田舎って訳じゃないんだけど、木々がたくさん生い茂っている。


例えるなら、ハワイ…かな。


綺麗な海も見えるし。


日本じゃないみたい…。


そして、少し歩くと、立派な建物が姿を現した。


高級感溢れる外観。


「あれがホテルだから」


そう言う冷の口調は、どこか硬くて、冷たかった。


ホテル内に足を踏み入れると、ロビーは吹き抜けになっていた。


宿泊料、高そうだな。


床に敷いてあるカーペットが、足音を吸いとってるもん。


「冷様」