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「愛、おはよ。話ってなに?」
今日の自分が、話すことから逃げれないようにするために、昨日のうちにメールしといた。
〝明日話がある〟って。
「蒼汰と陸にも話したいから…」
いつもこの時間には教室にいないはずなのに、今日に限って蒼汰も陸も揃ってた。
「陸!蒼汰!ちょっと」
悠里が、男子と集まってる蒼汰たちを呼んでくれた。
二人は二言三言友達と話してからこっちに来てくれた。
……悠里、蒼汰、陸を後々悲しませないためにも、言おう。
どんな反応されても、泣かない。
そう、誓ってから私は3人を連れて人通りのない渡り廊下へ歩いた。
「それで?どうしたの?」
……よし。