**

「愛。私たち、大学受験に向けて勉強頑張らないといけないんだよ。そんな連中とつるんでる暇ないじゃん」


お昼休み、一人でご飯を食べようと屋上にいたら、悠里が追いかけてきた。


蒼汰と陸も。


しつこいな…。


「私大学行かないから余計な心配しないで」


行きたくても行けないんだよ。


「大学行かないってどういうこと?就職でもするって言うの?そんなの先生がいいって言うわけないじゃん」


うるさいなぁ…。


「私の人生だよ?なんで悠里に指図されないといけないの?私、悠里の所有物じゃないんだよ」


悠里は私を何だと思ってるの?


「親友だから心配してるんだよ。ヤンキーとつるんだり、大学行かないなんて言い出す愛が心配なの!」


「ヤンキーとつるむことの何が心配なの?心配する要素なくない?」