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冷に話しても、いいのかな……。
こんな重い話。
冷は、思ってもみないだろうな。
私が不治の病に犯されてるなんて。
……冷に、嫌がられるかな。
いつ死ぬかもわからないような女。
話して楽になるのなら、話したいよ。
でも、怖い……。
「……冷…。あのさ……」
お風呂からあがってすぐ、私はリビングでテレビを見てる冷に話しかけた。
「何?」
「………親友がね。不治の病なんだって。私、その親友とどう付き合ってけばいいかわかんないの。…だって、いつ死んじゃうかわかんないから……。冷は…どうしてあげるのがいいと思う……?」